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エディタ

文章を作成するためのエディタとして、ここではMule（Emacsとも言います） について説明します。総合情報メディアセンターで用意しているMuleは19.34 版です（1998年2月23日現在）。

• 起動方法
  ルートウィンドウにマウスカーソルを合わせ、左ボタンを押します。 ``Root Menu''という名前のルートメニューが表示されますので （図63）、 その中の ``Mule''という部分にマウスカーソルを合わせ、左ボタンを押しま す。すると図64のようなMuleウィンドウが現われます。

    
  図 63: Mule19.34の起動
  

    
  図 64: Mule19.34初期画面
  

• 新しいファイルの作成
  「Files」をクリックすると図65のようにサブメニューが表 示されるので、そこで「Open File」をクリックすると、ウィンドウの一番 下に Find File: ~/と表示される（図66） ので、キーボードでファイル名を入力します。 ここでは、hello.txt と入力し（図67）、最後にEnterキー を押したとします。すると、図68のようになります。

    
  図 65: 新規ファイルのオープン
  

    
  図 66: 新規ファイル名の入力
  

    
  図 67: 新規ファイル名に hello.txt と入力
  

    
  図 68: 新規ファイル hello.txt
  

• ファイルの編集
  図69のようにして、適当に文章を作成します。この作業領 域をMuleではBufferと呼びます（Windowsソフトウェアのサブウィンドウのよ うなものです）。

  Bufferに変更が加えられると、図69のように黒帯の表示が 「[--]J_--**--Emacs:」となります。この「**」は、現在ファイルに 変更がなされていて、それがディスク上の元ファイルに保存されていない状態 を示します。

    
  図 69: hello.txtの編集中
  

• ファイルの保存
  「Files」をクリックするとサブメニューが表示されるので、そこで 「Save Buffer」をクリックします（図70）。 保存後、図71のように「**」がなくなり、保存した ことを示すメッセージが最下行に表示されます。

    
  図 70: ファイルの保存
  

    
  図 71: 保存処理後
  

• ファイルの選択
  「新しいファイルの作成」と同じ要領で、ファイル名のキーボード入力まで操 作します。この後、以下の操作でファイルを選択できます。
  1. SPACEキー
       Muleウィンドウの半分を使って、現在のディレクトリのファイル一覧が 表示されます。（図72では~/doc/example/の下 のファイル一覧が上半分に表示されています。）
  2. 選択
     選択したいファイル／ディレクトリにマウスカーソルを合わせて中ボタンクリ ックします。（図73では~/doc/example/の hello.txtが選択されようとしています。）
     • もしそれがファイルなら、そのファイルが選択されます （図74）。
     • もしそれがディレクトリなら、 Find file: 以降のパス表示が それに合わせて変更されます。1に戻って操作を続 けます。

    
  図 72: ファイル一覧
  

    
  図 73: マウスカーソルによるファイルの選択
  

    
  図 74: hello.txtファイル選択後
  

• なんだかわけのわからない状態に陥ったら
  キャンセルキーに相当するCtrl-g（Ctrlキーを押えたままgキーを叩く操作） を連打すれば、復旧できることがあります。Ctrl-gを押しすぎても問題は発生 しませんから、しつこく連打しても大丈夫でしょう。

• 日本語の入力
  後述します。

• 終了
  Muleを終了したいときは、「Files」をクリックした後、「Exit Emacs」をク リックします（図75）。 もし編集中のファイルがあるのに終了しようとした場合は、Questionウィンド ウ（図76）で保存するかどうかを聞いてくるので、通 常はYesないしSave All Buffersを選んで下さい。

    
  図 75: Mule終了
  

    
  図 76: Mule終了時のファイル保存確認
  

• 日本語入力方法
• Mule/Wnn6による文字変換のルール
• 漢字変換システムの初期化